適切なリッツ線を選択するにはどうすればよいでしょうか?

適切なリッツ線の選択は、体系的なプロセスです。間違った種類を選ぶと、効率の悪い動作や過熱につながる可能性があります。正しい選択を行うには、以下の明確な手順に従ってください。

ステップ1:動作周波数を定義する

これは最も重要なステップです。リッツ線は「表皮効果」、つまり高周波電流が導体の外側のみに流れる現象を防ぎます。アプリケーションの基本周波数(例:スイッチング電源の場合は100kHz)を特定してください。各素線の直径は、その周波数における表皮深さよりも小さくなければなりません。表皮深さ(δ)は計算で求めることも、オンラインの表で確認することもできます。

eの場合例:100kHz動作の場合、銅の表皮厚さは約0.22mmです。したがって、これよりも細い線径(例:0.1mmまたはAWG 38)のワイヤを選択する必要があります。

ステップ2:電流要件(電流容量)を決定する

電線は過熱することなく電流を流さなければなりません。設計に必要なRMS(実効値)電流値を調べてください。すべての撚線を合わせた断面積の合計が電流容量を決定します。全体のゲージが大きいほど(AWG番号が20ではなく30のように小さいほど)、より多くの電流を流すことができます。

eの場合例:5アンペアの電流を流す必要がある場合、AWG 21の電線1本分に相当する断面積を持つリッツ線を選択するとよいでしょう。ステップ1で選択した撚線サイズが正しければ、AWG 38の撚線を100本、またはAWG 36の撚線を50本使用することで、この電流を実現できます。

ステップ3: 物理仕様を確認する

ワイヤーはアプリケーションに適合し、耐久性を備えていなければなりません。外径を確認してください。完成した束の直径が、巻き取りウィンドウとボビン内に収まることを確認してください。絶縁の種類を確認してください。絶縁材は動作温度(例:155℃、200℃)に対応していますか?はんだ付け可能ですか?自動巻き取りには強度が必要ですか?柔軟性を確認してください。ストランド数が多いほど柔軟性が高くなり、タイトな巻き取りパターンには不可欠です。リッツ線の種類(基本リッツ線、サーブドリッツ線、テープドリッツ線など)を確認します。

まだ何を選択すればよいか分からない場合は、弊社チームにサポートを依頼してください。


投稿日時: 2025年9月9日